JA営農経済事業の自己改革を目指そう

黒澤賢治

黒澤賢治

黒澤賢治

JA-IT研究会副代表委員

特定非営利活動法人アグリネット理事長
JA甘楽富岡理事/総務・金融委員長
食と農の応援団団員

協同活動のさらなる強化にむけたJA改革へのチャレンジ

JA間の全国ネットワークづくりに邁進した15年間

JA-IT研究会は2001年、全国各地のJAで現地・現場の営農経済事業に邁進する仲間、志を同じくする有志による自主・自立の研究会として設立されました。以来15年余の歳月の中で、JA全中および(一社)農文協の支援をいただきながら、すでに42回におよぶ真摯な公開研究会を積み重ねてきました。そして、JAの主業である営農経済事業に共通する課題の解決策を構築し、JA間連携の全国ネットワークをつくりあげるべく、会員メンバーJAとともに取り組んできました。会員JAおよび系統組織においては、JAが地域組合員の個別経営体を強化し、地域農業を地域産業として発展させる要となるべく、さまざまな営農経済事業改革が実践されてきています。

いま、新たな段階へ

その間にも、自治体の「平成の大合併」によって地域インフラが急速に後退するなか、JAも信用・共済事業の経営体質強化を主眼とした怒濤の合併が進行し、ついに全国660JA時代を迎えるに至りました。また、突如降って湧いたように浮上したTPPへの交渉参加と大筋合意、産業競争力会議・規制改革会議などからの強い圧力を受けての農協法改正といったように、状況はめまぐるしく変化しています。これまでの相互研鑽の蓄積を踏まえて、JA-IT研究会も新たな段階へ踏み出すときに来ています。

協同組合運動の長い歴史の上に立って

私の地元である上州の地では、明治初頭(明治7年)、大資本や一部特権層から農業・農村を守り、地域産業を高度化することをめざして、農民の自主組織「上州南三社」が設立されました。協同組合運動の大きなうねりの始まりです。こうした歩みを想起しながら、今日の農業・農村・JAのあり方を、組合員と歩む協同活動をベースにボトムアップでつくりあげていきたいと念じています。全国の同志とともに共通課題の解決に取り組み、営農経済事業をコアとしたJA間連携・事業連携の企画・コーディネートができるJA-IT研究会をめざしています。

力を合わせ共通課題に取り組もう

全国のJAはそれぞれ異なる地域特性をもっていますが、同時に共通課題もきわめて顕著です。15年余の間、改革への手法提起・事例紹介・フォローアップを数多く実施してきた経験を、今後のJA改革にともに活かしていきたい。全国のJA、地域組織、研究者の皆様の積極的な参画を切望するしだいです。

(2016年4月記)

PAGETOP
Copyright © JA-IT研究会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.