当初9月に実施を計画していた人材養成セミナーを、コロナ感染症の緊急事態宣言が解除され、経済・事業活動への規制も緩和されたことから、日程を変更して開催することになりました。

コロナ不況や米価下落などの問題も押し迫る今、JA 農産物マーケティング力の向上と次代の営農経済事業を担う人材の養成がいつにも増して喫緊の重要課題です。このセミナーは、JAの次世代を担う中核の営農経済担当者を対象に、営農指導・販売・購買・利用・加工・直販の6事業にわたる日々の悩みや課題を共有し、具体的な解決策や実践手法を学んでいただきます。

今年は特に、感染症対策を施して開催いたします。多くの皆様のご参加を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。

日 程  11月15日(月)12時受付開始、13時開講 ~ 17日(水)12時閉講 〈2泊3日〉

会 場  群馬県甘楽町 甘楽ふるさと館
 (地図)     
        〒370-2202 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡2014-1
       
        最寄駅:上信電鉄上州福島駅(JR高崎駅下車し、上信電鉄に乗り換え約35分)
    
        電車をご利用の方には、上州福島駅から会場まで送迎バスをご用意いたします
        閉講後も、上州福島駅に向けて送迎バスを運行します

■プログラム(仮) *変更する場合があります

1日目 11月15日(月) 農産物マーケティングの核心
12:00 受 付  内 容 (↓講師)
13:00 開会挨拶
第1講
JA甘楽富岡の営農システム
地域農業崩壊からの再起をかけた組合員とJA による悪戦苦闘の協同活動。そのなかから創出した営農システムの精髄。
黒澤 賢治
(JA総合営農研究会 代表委員)
14:30 第2講 米流通・消費の変化と産地戦略
米価や米政策の動向は。消費・流通はどうなるか。また、これらの変化への対応およびリスク管理について優良事例から学ぶ。
吉田 俊幸
(JA総合営農研究会 副代表委員)
16:00 第3講 加工野菜の需要・消費と産地の動き
野菜の需要やカット・加工、6次化ビジネスはどう変わってきているか。それにどう対応するか。事例に学び生産現場に生かしたい。
仲野 隆三
(JA総合営農研究会 副代表委員)
18:00 夕食・情報交換会
2日目 11月16日(火) 現地で学ぶ、実需に学ぶ
06:30 現地視察1 JA甘楽富岡インショップ出荷の実際
首都圏の量販店・生協のインショップ五十数店舗を展開。早朝の集出荷場前には、高齢者や女性を含む農家の軽トラックがずらっと並び、7 時の集荷開始を待ちかまえる。職員のオペレーションに注目。
08:00 朝食
09:00 現地視察2 パッケージセンター(キノコ、野菜)
JA甘楽富岡の直販型販売を支える場。需要に応じた多様なパッケージでオリジナルブランドを展開。農家は選別・箱詰め作業から解放され、力を生産拡大・技術向上に向けられる。障害者が多く活躍する農福連携の拠点でもある。
10:30 第4講 地域資源を活かした商品開発とマーケティング戦略
全国各地の団体・企業で産直・取り寄せ・特産品の商品開発コンサルなどの支援に携わる。地域振興に有効なマーケティングの手法とは?魅力的な地域ビジネスをどう創造するか?事例をもとにノウハウを提供。
塚田 佳満
(㈱DMGフォース 代表取締役社長)
12:00 昼食
13:00 第5講 産直取り組みと中間流通の役割
パルシステムは単なる農産物の仕入れ・販売業ではなく、組織運営・物流・栽培研究などの産地・生産者支援、そして消費者(組合員)教育に力を注ぐ。産地と消費者のさらなる交流・連携を提案。
工藤 友明
(パルシステム生活協同組合連合会 産直事業本部長)
14:10 第6講 JAえちご上越の地域農業戦略
2009 年開催の当セミナー第1 回を受講。米単作地帯での直売所を核にした野菜振興をはじめ、水田農業の革新に挑む。ここまでの苦闘を語る。
岩崎 健二
(JAえちご上越 常務理事)
15:00 商品台帳作成と商品プレゼンのポイント
農産物マーケティングの強化はJA 改革の重点課題。そのために欠かせない商品プレゼンの実践力向上の要諦とは…。
18:30 夕食
3日目 11月17日(水) いざ、実践へ
07:30 朝食
09:00 模擬プレゼンテーションと指導
11:00 評価と総括コメント・修了証書授与・閉講挨拶 黒澤 賢治
(JA総合営農研究会 代表委員)
12:00 解散

総合司会:吉田俊幸(JA総合営農研究会 副代表委員)

■ワークショップ、模擬プレゼンテーションについて

  1. 事前課題として、実需者との商談を想定してJAの農畜産物(米穀・青果など)を紹介する「商品台帳」を作成・提出いただきます。
  2. セミナー3日目、商品台帳にもとづいて模擬プレゼンテーション発表を行ないます。

 

眠っている地域資源はないか? 地域の農畜産物をどうコーディネートし商品化するか? どうPRするか?
・・・実需の目を意識しながら地域のモノ・コト・ヒトを見つめなおし、仕事づくりにつなげる貴重なトレーニングです。

■定員 上限20 名(講師・事務局を除く)

■ 参加費(事前振込み。お振込先・方法等は別途お知らせします)

会 員:35,000円(宿泊費・食事代込、交通費別途)
非会員:40,000円(宿泊費・食事代込、交通費別途)
(オンラインで参加の場合 会員:15,000 円 非会員:20,000 円)

■事前課題について

  • 受講される皆様には、事前課題として「賞品プレゼンシート」の記入をお願いいたします。お申し込み受領後、記入様式を事務局よりお送りします。
  • 記入したシートにもとづいて、3日目に模擬プレゼンを行なっていただきます。講師陣より講評やアドバイスがあります。

■感染症対策について

  • 宿泊は1部屋2名以内とし、状況によっては近隣のビジネスホテルとの分散宿泊とします。
  • 研修室に入る人数は30名以内(最大収容60名)とし、スクール形式で十分に相互間の距離を空けて着席いただきます。
  • 研修室をはじめ施設は定期的な消毒および換気を実施します。
  • マスク着用での受講をお願いいたします。
  • 受付時、検温および手指の消毒へのご協力をお願いいたします。
  • 食事も相互の距離を保ちます。人数等によっては時間を分けて交代で食事をとっていただく場合があります。状況等によっては飲酒を伴う懇親会は中止とする場合があります。

■ お申込み方法

下記のフォームにご入力いただき、送信してください。
 人材養成セミナー参加申し込みフォーム

複数名でご参加いただく場合は、参加申込書(6名まで記入可)を下記よりダウンロードのうえ、FAX(03-3589-1387)またはメール添付で、事務局(農文協)までお送りください。 メールはこちら
 参加申込書

■ 参加申込み締切  2021年11月1日(月) (期日を過ぎた場合はご相談ください)

■ お問い合わせ先:JA総合営農研究会事務局
  一般社団法人 農山漁村文化協会 経営局内 Tel. 03-3585-5211

※セミナーに関する事務的なお問い合わせは、お問い合わせフォームからお願いします。

 

★下記より詳細案内もダウンロードできます。
 2021年人材養成セミナー案内