JA総合営農研究会は、下記のとおり第57回公開研究会を開催します。
今回はJAビルにお集まりいただき、対面で実施する予定ですが、オンラインでも参加可能です。
各地のJAの皆様からのご参加を心よりお待ち申し上げております。

2022.1.25変更
*開催場所が、401会議室から302会議室になりました。
*1日目の懇親会は開催いたしません。

  日 時 2022年2月4日(金)13:00〜17:30 2月5日(土)9:00〜12:00
  場 所 JAビル3階 302会議室 または  オンライン(webex使用)
  テーマ 未来に向けて 多様な担い手をどう支えるか

■ 開催趣旨

 人口減少や高齢化に伴い、農業者やJA組合員が急減しています。10年後には、農業・地域、JAの基盤自体の持続可能性も懸念されます。将来の農業と地域を担う組合員―次世代の担い手―の確保・育成が急務です。
 ただし、ここでいう「担い手」とは、大規模専業農家・法人や若手の新規就農者だけに限られません。半農半Xや定年帰農など、規模の大小や年齢・性別のちがいを超えた多様な担い手の参画があってこそ、未来にわたって永続的に地域農業を守り発展させていくことが可能だと考えます。これら多様な担い手をJAはどのように支えていくべきでしょうか。

 (趣旨全文はこちら)


■プログラム(予定) 

1日目 2月4日(金)13:00~17:30

12:30 ~ 受付

13:00〜 開会挨拶
      黒澤 賢治(JA総合営農研究会 代表委員)

13:10〜 事例1 果樹園の第三者継承と六次産業化による就農支援
      澤柳実也(JAみなみ信州 担い手支援室所長)

後継者のいない果樹(柿)園の第三者継承による新規就農に力を入れる。出資法人による研修では、キュウリ+市田柿の複合経営を中心に指導。大規模な六次産業化施設「市田柿工房」がその拠点となる。

14:20〜 事例2 野菜産地を次代につなぐ新規就農研修システム
      高橋大(やさと菜苑㈱ 代表取締役)(JAやさと出資法人)

16haの畑を直接経営。新規就農希望者を雇用して生産技術から販売・経営まで研修し、独立就農へと導く。品目は長ネギなど、JAの既存品目と競合しないよう調整されている。量販店・生協、加工業務用など、販路もサポート。

15:30〜 事例3 都市住民が次々「農家」になれる仕組み
      宮永均(JAはだの 代表理事組合長)

市民農業塾やJA運営の市民菜園など、都市住民が農にアクセスできる多様な入り口を用意。准組合員も含む新しい「農家」が続々誕生し、その中から地域農業リーダーも生まれている。新規就農者の販路ではJA直売所が大きな支えに。

16:40〜 質疑・討論 〜17:30

2日目 2月5日(土)9:00~12:00

  9:00〜 課題提起 新規就農の最新動向と支援の課題
      堀部篤(東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科教授)

全国農業会議所と全国新規就農相談センターの新規就農実態調査に約10年間携わる。その長期動向と最新結果の分析から何が見えてくるか? 新規就農者の経営展開の方向や、支援における課題とは?

10:10〜 まとめと総括 次世代の担い手確保 全中はこう考える
      中村義則(JA全中 営農担い手支援部 担い手支援課課長)

未来の地域・産地を担う組合員を、JAグループとしてどう支え、育てていくか。就農支援の現場における課題や優良事例を踏まえ、未来に向けた次世代総点検運動の方向性を提起する。

11:10〜 質疑・討論 閉会挨拶

12:00 閉会


■ 参加費
会 員:12,000円(正会員・生産法人会員・団体特別会員で2人目以降は9,000円)
非会員:17,000円(1人あたり)
※ 事前にお振込み(振り込み先は別途お知らせします)ください。
※ 参加費に宿泊費は含まれていません。交通・宿泊は各自ご手配ください。

■ 参加申込み締切  2022年1月28日(金)
※ 締切日を過ぎてのお申込みは、JA総合営農研究会事務局宛ご相談ください。

■ お願い

・皆様のJAでの実践を整理のうえ、討論ではぜひご発言をお願いいたします。

■ 公開研究会案内は下記よりダウンロードできます。
第58回公開研究会案内

■ お申込み方法 次のフォームからご入力ください。
公開研究会参加申し込みフォーム 複数人でご参加の場合は、下記の申込書をダウンロードし、FAX(03-3589-1387)またはメール添付(こちらから)で、事務局(農文協)までお送りいただくことも可能です(5名まで記載できます)。
第58回公開研究会申込書