テーマ | 青果物の消費・流通の変化と加工業務用野菜 〜産地戦略を考える〜 |
日 時 | 2023年11月10日(金)13:00~17:00 11日(土)9:00~12:00 |
会 場 | 1日目:JAビル 302会議室 2日目:JAビル 3202/3203会議室 および オンライン(zoom使用) |
司会 吉田 俊幸(JA総合営農研究会 副代表委員)
1日目 11月10日(金)
開会挨拶
黒澤 賢治(JA総合営農研究会 代表委員)
藤間 則和(JA全中 常務理事)
基調報告 青果物の消費・流通の変化と加工・業務用野菜を考える
仲野 隆三(JA総合営農研究会 副代表委員)
事例報告1 ジェイエイフーズみやざきの取り組みについて
伊豆元 文博(ジェイエイフーズみやざき 業務部原料課課長)
事例報告2 JAやさと加工業務の取り組みについて
芝間 和重(JAやさと 営農流通部産直課課長)
2日目 11月11日(土)
事例報告3 加工・業務用キャベツの周年全国リレー出荷システム
木村 幸雄(野菜流通カット協議会 会長)
事例報告4 キノコ等の加工品開発の取り組み〜商品開発は情報開発〜
佐々木 真(JA中野市 常務理事)
出川 秀隆(JA中野市 営農部販売開発課課長)
開催報告
「青果物の消費・流通の変化と加工業務用野菜-産地戦略を考える」をテーマに第63回公開研究会を開催した。
女性の社会進出、単身世帯の増加、高齢化などにより、青果物に対する消費者のニーズと消費形態は大きく変化している。冷凍食品や加工・調理食品が増加するとともに簡便性が求められ、袋ものや半調理キットなど惣菜コーナが多様な世代に受け入れられている。これに伴い、野菜需要のうち加工・業務用の割合は、1991年の51%から2020年の56%へとしだいに増加してきた。野菜の振興策の一つとして加工・業務用野菜への対応が求められている。
このような状況を踏まえながら、JAによる加工事業や商品開発、産地間リレー出荷などの事例報告を通じて、生活部の生産・販売戦略を議論した。
詳細報告と公開研究会の動画記録
会員はパスワードを入れると、より具体的な報告内容(PDFダウンロード)と各報告者の発表動画をご覧いただけます。
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開催趣旨
女性の社会進出、単身世帯の増加、高齢化の進展により青果物に対する消費者のニーズと消費形態は大きく変化している。冷凍食品や加工・調理食品が増加するとともに野菜消費は簡便性が求められ、袋ものや半調理キットなど惣菜コーナが多様な世代に受け入れられている。国内の野菜消費量のうち加工・業務用野菜は約4割の532万tであり、輸入量は166万tに達し、今後も増加すると予想される。日本での野菜の生き残り策の一つとして加工・業務用野菜への対応が求められている。
まず、基調報告は、青果物の消費・流通の変化と加工・業務用野菜についての総括的な動向を踏まえて、カット野菜のリレー産地化および産地戦略の問題提起である。そして、カット野菜のリレー産地化のシステムおよび産地での加工業務用野菜の取り組みと産地戦略が具体的な事例報告で提示される。以上を踏まえて、日本での野菜の販売・生産について産地戦略を議論する。