69回目のJA総合営農研究会の公開研究会を開催いたします。
対面で実施する予定ですが、オンラインでも参加可能です。
各地のJAの皆様からのご参加を心よりお待ち申し上げております。

 日 時2025年12月4日(木)13:30~17:00  12月5日(金)9:00〜12:00
 場 所JAビル 32階3201会議室(全農)  オンライン参加可(zoom使用)
東京都千代田大手町1-3-1 地図
 テーマJAの多様な販売戦略の実践と組合員の合意形成のあり方を問う

■ 開催趣旨

 JA営農経済事業の中核をなす販売事業においては、次のような一連の仕組みが継続してきた。すなわち、産地形成・組織構成・生産手法等が異なる組合員が「規格統一」を経て無条件委託販売(共選共販)により卸売市場(米はJA〜JA全農〜大手卸業者)へ出荷し、複数市場の価格をプールして精算事務を実施、「市場販売価格」が決定され、販売経費・JA手数料等が差し引かれて「生産者販売価格」が決定するという仕組みである。
 第67回研究会では多くのメンバーJAが産地形成している「米」にスポット当て、第68回研究会は「青果物」「加工野菜」等を中心に広範囲にわたる「今日的課題」「あるべき方向性」等を論議した。
 組合員との関係性が事業の中に色濃く出てくるのが「販売事業」だと言える。大型法人経営体から直売組合員までが同一の仕組みによる販売システムで多様な販売供給を実践するおとは極めて困難であり、とりわけ今般の「令和の米騒動」においては、「仮渡金」の支出方法や金額を理由にJA不要論までが巷で出る始末で、多くのJAにおける喫緊の課題となってきている。同一産地にJAから集荷業者・実需業界までが乗り込み直接組合員からの集荷を求めている姿は、JAの本質的な理念とは異なり、経済の原則をむき出しにした行動となっていると言える。
 そこで、第69回公開研究会では「JA販売事業」にフォーカスし、「米」「青果物」「果樹」「茸」等主産物の販売システム、あるいはオリジナリティーのある販売方法の先駆的事例を通じ「多様な販売戦略構築」等に取り組みを深化させてきたJAの経験を含め「将来構想」を学ぶ研究会として多くのJAの参加を求めていきたい。

1日目 12月4日(木)

12:30~ 受付

13:30〜 開会挨拶および問題提起
       黒澤賢治(JA総合営農研究会代表委員)

13:45〜 基調報告1 「産直取引をめぐる現状とこれから」
       工藤友明(パルシステム生活協同組合連合会 産直事業本部長)

14:45〜 基調報告2 「米をめぐる今日的動向」
       吉田俊幸(農政調査委員会理事長/JA総合営農研究会副代表委員)

15:15〜 事例報告1 JA中野市
          「地域特性を活かしたブドウを核とする果樹振興戦略」(仮)
       上野広樹(常務理事) 

16:05~ 事例報告2 JAえちご上越
          「JAえちご上越のコメ販売戦略 
          営農指導と販売事業の連携について」(仮)
       
岩崎健二(常務理事)

17:00 終了  

18:00〜 交流懇親会(別会場)

2日目 12月5日(金)

9:00〜 事例報告3 JA遠州中央
          「JA遠州中央のチャと園芸品目の販売実践戦略について」(仮)
      柴田正成(営農事業部 茶業農畜産課 課長)・小栗清人(営農事業部 園芸課 課長)

10:20〜 総合討論
      進行:吉田俊幸(農政調査委員会理事長/JA総合営農研究会副代表委員)

11:30〜 まとめとコメント
      黒澤賢治(JA総合営農研究会代表委員)

12:00 閉会


■ 参加費
会 員
  会場参加:17,000円(正会員・生産法人会員・団体特別会員で2人目以降は14,000円)
  オンライン:12,000円(正会員・生産法人会員・団体特別会員で2人目以降は9,000円)
●非会員
  会場参加:22,000円
  オンライン:17,000円
※ 事前にお振込みください。振り込み先は別途お知らせします。
※ 参加費に宿泊費は含まれていません。交通・宿泊は各自ご手配ください。

■ 参加申込み締切  2025年11月28日(金)
※ 締切日を過ぎてのお申込みは、JA総合営農研究会事務局宛ご相談ください。

■ 公開研究会案内は下記よりダウンロードできます。
第69回公開研究会案内

■ お申込み方法 次のフォームからご入力ください。
公開研究会参加申し込みフォーム
複数人でご参加の場合は、下記の申込書をダウンロードし、PDFに直接入力してメール添付(こちらから)、または印刷してFAX(048-299-2815)で、事務局(農文協)までお送りいただくことも可能です(3名まで記載できます)。

第69回公開研究会申込書