66回目のJA総合営農研究会の公開研究会を開催いたします。
対面で実施する予定ですが、オンラインでも参加可能です。
各地のJAの皆様からのご参加を心よりお待ち申し上げております。
*今回は、木曜・金曜の開催となります。ご注意ください
*9月30日 タイムスケジュールを掲載しました
日 時 | 2024年11月21日(木)13:00〜17:30 11月22日(金)9:00〜12:00 | |
場 所 | JAビル 32階3202・3203会議室(全農) オンライン参加可(zoom使用) 東京都千代田大手町1-3-1 地図 | |
テーマ | 地域を育てる営農経済戦略 |
■ 開催趣旨
農業者・農家・農地の減少および農業労働力の高齢化が進んでいる。この事態は、長期にわたって推進されてきた少数の大規模経営の育成と農地流動化という農業政策の結果である。例えば、農地流動化が進展しても,農地が減少している地域がほとんどである。その要因の一つは、大規模経営だけでは離農農家の農地を全てカバーできないからである。少数の大規模経営が存立しても、地域の農業生産額・所得が減少している。
以上の状況のもとで,農村地域では農業・農村の持続性の確保が求められている。持続性の確保には,一人勝ちや画一的(one fits all)な地域営農システムから脱却し,多様な年齢層と経営体の共存とそれぞれの条件に則した農業経営の発展と所得確保のシステムの確立が求められる。つまり,「地域を育てる営農経済戦略」である。
水田、園芸、果樹、中山間地帯からそれぞれ特色ある営農経済戦略の実践報告を受け、総合討論で実りある意見交換を行ないたい。
■プログラム(予定) ※演題はすべて仮、事例報告の順序は入れ替わる可能性があります
1日目 11月21日(木)
12:00~ 受付
13:00〜 開会挨拶
黒澤賢治(JA総合営農研究会代表委員)
13:15〜 基調報告 多様な担い手と農協の役割
加藤純(JA全中 JA改革・組織基盤対策部長)
大規模法人や集落営農から自給的・小規模農家まで、また男女老若の多様な経営体が織りなす地域農業システムの形成が、持続的な農業・農村をつくるためには欠かせない。そのためにJAは何をしていくべきか。
14:10〜 事例報告1 「水田3倍活用」戦略の実践
伊藤忠彦(JA遠州中央 常務理事)
管内にある森町では、水稲-レタス-トウモロコシの輪作に耕畜連携を加えた「水田3倍活用」を確立。通年農業と継続的な雇用を産み出し、JA青年部が復活するなど若者を惹きつける魅力ある農業が営まれている。
15:25~ 事例報告2 持続可能な農業を支えるための「真のモデル農村」づくり
小林肇(JA大潟村 代表理事組合長)
かつて大規模経営のモデルとされた大潟村。現在、入植時の15haのまま家族労働力で持続している経営が4割、離農が少なく耕作放棄地もない。環境配慮とコスト削減の取り組みもめざましい。そのありようから農業・農村の持続的発展の方向を考える。
16:30〜 質疑・討論
18:00〜 交流懇親会(別会場:デイナイト大手町店)
〜20:00
2日目 11月22日(金)
9:00〜 事例報告3 市田柿GI戦略を核とする、地域営農総合振興戦略プランの展開
原博文(JAみなみ信州 営農部次長)
農家の高齢化のなかで特産「市田柿」を維持すべく、集荷、製造、パッケージをこなす「市田柿工房」を整備。さらに長野県第1号のGIを取得し、行政とも連携してブランド向上や輸出を含めた販売拡大に地域一体で取り組んでいる。
10:05〜 3事例のまとめとコメント
仲野隆三(JA総合営農研究会 副代表委員)
10:35〜 総合討論
11:55 閉会・連絡事項(~12:00終了)
■ 参加費
会 員:17,000円(正会員・生産法人会員・団体特別会員で2人目以降は14,000円)
非会員:22,000円(1人あたり)
※ 事前にお振込み(振り込み先は別途お知らせします)ください。
※ 参加費に宿泊費は含まれていません。交通・宿泊は各自ご手配ください。
■ 参加申込み締切 2024年11月15日(金)
※ 締切日を過ぎてのお申込みは、JA総合営農研究会事務局宛ご相談ください。
■ お申込み方法 次のフォームからご入力ください。
複数人でご参加の場合は、下記の申込書をダウンロードし、PDFに直接入力してメール添付(こちらから)、または印刷してFAX(048-299-2815)で、事務局(農文協)までお送りいただくことも可能です(3名まで記載できます)。